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平野研究室

小脳培養系の顆粒細胞-プルキンエ細胞間シナプス

研究テーマ
私たちの研究室では、脳・神経がはたらくメカニズムの基本原理解明に寄与したいと考えて研究を行っています。特に注目しているのは、神経細胞間で情報伝達を行うシナプスのはたらきです。シナプスでは、その使用状況等により情報伝達効率が持続的に変化する可塑性という現象が起こります。このシナプス可塑性は記憶・学習の細胞レベルの基礎機構と考えられる現象で、私たちはシナプス可塑性がどのような分子機構で起こり、それがどのように動物の行動を変化させるかを明らかにしたいと考えています。また、シナプスが形成される分子メカニズムに関する研究も行なっています。私たちの研究室では、培養神経細胞等を用いたシナプス形成・可塑性制御機構に関する分子・細胞レベルの研究と、特定の分子を欠失したミュータントマウスを用いた個体レベルの研究を行っています。実験手法としては、分子生物学、細胞生物学、細胞レベルでの電気生理学(パッチクランプ法)、生細胞での分子イメージング、蛍光抗体法、形態学、行動学、個体レベルの電気生理学(In Vivoの神経活動記録)、ミュータントマウス作成・使用等の手法を併用しています。研究室の主要研究テーマは以下の二つです。

  1. シナプス形成と可塑性の分子機構
  2. 小脳による運動学習・運動制御機構


平野丈夫教授 最終講義のご報告

長年にわたり神経生物学分科で教育・研究に取り組んできた平野教授は、2021年3月末で退職します。
最終講義を3月12日にオンラインで開催しました。ご参加くださった方に感謝申し上げます。
                    


ご用の方はこちらまで

平野 丈夫 (教授)
e-mail: thirano*neurosci.biophys.kyoto-u.ac.jp
(*は@に置き換えてください)
Tel:075-753-4237
〒606-8502 京都市左京区北白川追分町、京都大学大学院理学研究科生物物理学教室

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