この研究室について

この研究室は、令和元年に生物物理に新しく生まれました。 主宰者の川口は京大理学部・理学研究科を生物物理で過ごした卒業生で、母校で研究室を持つ機会を 頂戴してとても光栄に思っています。
これまで私たちは、神経系のはたらきについて、特に神経細胞間の接続部位であるシナプスでの 情報伝達の仕組みに焦点を当てて研究してきました。
生物物理で新しく研究室を構えるにあたり、これまでのシナプス可塑性についての研究を さらに深化させるのは勿論ですが、それに留まらず記憶・学習に代表される高次脳機能がどのように動物の 脳の中で実現するのか、という根源的な不思議について神経回路の本質的メカニズムにまで 迫りたいと考えています。
その目標へ向けて、神経細胞の電気活動を計測する電気生理学、分子レベルで細胞機能を操作する分子生物学、 細胞やその集団の機能を時空間的に解析するための光技術、実験室で動物の行動を定量的に解析する動物行動学、 多要素が複雑に絡み合う様態を定量的に解析するためのシミュレーション技術、情報理論、制御工学、 など有効な科学手法は何でも取り入れるスタイルで研究を行っています。
生き物らしい行動を脳・神経系がどうやって生みだすかを知りたい、という純粋な好奇心を 大事にしながら、若い人たちが京大・生物物理で一緒に研究を愉んでくれるのをこころから望んでいます。

私たちの研究室では、元気な大学院生を募集しています。上述したように、脳神経系の研究には色々な方法論が必要となるため、この研究室は様々なバックグラウンドを持つ方々を大いに歓迎しており、そうした若い元気が互いに刺激しあってユニークな研究を創成してくれることを願っています。 私たちの研究室に興味を持ってくださる方は、下記連絡先まで気軽にご連絡ください。  


連絡先

〒606-8502 京都市左京区北白川追分町
京都大学  大学院理学研究科
生物科学専攻  生物物理学系
川口 真也
tel:075-753-4200
e-mail: kawaguchi.shinya.7m*kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)



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このホームページに関するお問い合わせは
hp*nb.biophys.kyoto-u.ac.jp へお願いします(*を@に変えて下さい)。

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